PMSで死にたくなるのにドカ食いするワケと対策

女性の方なら一度は生理前にイライラする、泣きたくなる、食欲が増す、むくむなどの症状を経験したことがあるのではないでしょうか。


これらの症状をPMSと言いますが、みなさまはご存知ですか?


PMS(月経前症候群)とは生理前の3〜10日の間に続く精神的、身体的な症状で生理が始まると症状がおさまるもののことです。


ちなみにPMDD(月経前不快気分障害)というのもあり、こちらは精神面に強く症状が現れるのが特徴で、気分が不安定になるためうつ病の一種と考えられています。生活に支障が出るほど精神的に落ち込むようでしたら、こちらの可能性もあるのではないかと思います。


PMSの方が一般的に認知度が高いイメージがありますね。


細川モモ著「生理で知っておくべきこと」という書籍にPMSの気になる症状ランキングが載っていたのでご紹介します。


1位 イライラする

2位 眠い

3位 肌が荒れる

4位 下腹が痛む

5位 憂鬱になる

6位 怒りっぽくなる

7位 頭痛がする

8位 疲れやすい

9位 胸が張る

10位 むくみ


みなさまはどれか当てはまるものがありましたか?


私自身PMS、PMDDで悩んでいた時期がありましたが、食事の改善のみで症状はかなり緩和されましたので、お悩みの方はぜひ参考にしていただけると幸いです。


なぜPMSが起こるのか


生理前は妊娠に向けて子宮を最適の状態にするために栄養を蓄えようとする時期です。


水分や栄養を溜め込み、子宮に栄養が集中するため他の部分の栄養が不足してしまい、頭痛、むくみ、こむらがえりなどが起こります。


また、ホルモンの変動に伴いインスリンの調整がうまくいかなくなるので、血糖値の乱高下により食欲が抑えられなくなったり、アドレナリンが出て攻撃的になってしまうことがあるのです。


幸せホルモンと呼ばれているセロトニンが減るのも生理前の特徴で、落ち込みやすくなったり、幸せが感じられない、楽しくない、眠いなどの症状が出たりもします。


PMSの症状が重い方にとって、生理前は本当に辛い時期だと思います。


頑張れない自分を責めたり、食べ過ぎて自己嫌悪に陥ったり、鬼のような顔で怒る自分自身にドン引きしても「これはホルモンの仕業だな〜」と思ってみるだけで、少しだけ心が軽くなるかもしれません。


とは言っても毎月こんな苦しみを味わうなんて嫌ですよね。


そこで今日からできる3つのPMS対策をご紹介いたします。私自身はここで紹介する3つ以外にも取り入れていたことがありますが、この3つだけでもかなり改善が見られると実感しましたのでよろしければ参考にしてみてください。


PMS軽減のためにできる3つのこと


1. マグネシウムを意識的に摂取する

前回の記事でも紹介しましたが、マグネシウムは「ミネラルの王様」と言われるくらい、大抵の不調に関係しています。


マグネシウムは生理前に減りがちなセロトニンなどを作るために必要なミネラルでもあり、頭痛の軽減にも効果は期待できます。


マグネシウムは筋肉をほぐしてもくれますので、生理痛やPMSによる肩こりなどにも良いと言えます。


エプソムソルトのお風呂に入ったり、アーモンド、ニガリ、豆乳などでマグネシウムを摂取してみると良い変化が感じられます。


また、カフェインはマグネシウムや鉄分、カルシウムを体の外に排出してしまうので、コーヒーをよく飲む方は一日2杯までに抑えるなどがいいかと思います。最初は、カフェインレスコーヒーなどで慣らしていくのもオススメですよ!


玄米茶、ほうじ茶、ルイボスティーなどのノンカフェインの飲み物をストックしておくのもいいのではないでしょうか♪


2. 白砂糖の量を減らす

甘いものが好きな方には辛いかもしれませんが、白砂糖や小麦粉など血糖値を急激に上げてしまうものは血糖値の乱高下を招き、生理前の血糖値にも影響を与え、イライラ、憂鬱などを引き起こしてしまいます。


私自身、白砂糖抜き生活を半年行ったことがあるのですが、肌の調子がよくなり、体調もよくなりました。


白砂糖の摂取も体にとって必要な栄養素を奪ってしまう作用がありますので、大事な栄養やミネラルを奪わないためにも「白砂糖断ち」は大きな仕事をしてくれます。


全く摂らないのは難しいかもしれませんので、普段食べているよりも量を減らす、白砂糖の代わりに甜菜糖、メープルシロップ、はちみつ等で代用するのもオススメです。


甘いものが食べたくなったら、ドライフルーツ、ナッツ、フルーツ、甘栗やさつまいもなどで代用してみるのも良いかもしれません。私はネットで無添加のお菓子なども購入していました。


しばらく経つと砂糖中毒から抜けてお菓子が食べたいとは思わなくなるので、頑張ってみる価値はありますよ!


3. タンパク質を多めに食べる

タンパク質はホルモンの材料でもあるため、不足するとホルモンバランスが乱れてしまいます。


また、タンパク質は血液の材料でもあり、タンパク質がないと鉄分が体に吸収されません。


タンパク質をしっかりとっていると、甘いものへの欲求も減ってきますので、甘いものが食べたくなったらプロテインや卵、肉などのタンパク質を食べてみるのもオススメです!


精神的に落ち込みやすい方なども肉などのタンパク質をしっかり取ることで、メンタルが安定しやすくなります。


タンパク質が足りていると体が疲れにくくなるなど、変化がしっかり感じられると思いますので一度お試しくださいね!


PMSは改善できる


毎月の生理により、体調やメンタルに不調をきたす女性は多いのではないかと思います。


しかし、それにはちゃんと理由があり自分次第で改善することもできると感じています。


私自身PMSが身体的にも精神的にもとても辛かったため、分子栄養学を勉強し生活に取り入れておりました。


おかげで今では頭痛薬や生理痛の薬も飲まなくて済むようになり、PMSの症状もかなり軽くなりました。


病気などはないのに、毎月PMSになる方は試す価値があると思います。


全てを実行できないとしても、こんな方法もあるんだなぁ〜と思ってもらえ、PMS、PMDDに本気で悩んでいる方の心のお守りになれば幸いです。


延岡市のリラクゼーションサロン BELLFLOWER

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